大阪大学松尾研究室のサイトです

 

惑星の進化と,そこに宿る生命の進化とを共に理解し,宇宙生命探査へ。

太陽系や系外惑星系には様々な天体が存在し,各々の多様な環境下で多彩な進化を遂げました.その中には第二の地球とも呼べる惑星の表面や氷天体の地下海のように,生命を宿し得る環境の存在も明らかになっています.地球では約40億年前に生命が誕生して以来,天体と生命がともに関わり合って進化してきました.地球環境の変化が新たな生物の誕生と進化を促し,その進化がまた天体環境を変化させます.こうした惑星と生命の共進化という視点は生命の本質的な理解を深めるだけでなく,宇宙全体での生命の存在可能性を検証するためのひとつの重要な見方になるでしょう.

我々のグループでは,生命を育む天体のモデルとして地球をとらえながら,太陽系内の様々な惑星・衛星や氷天体,系外惑星の成り立ちと進化や,そこでの生命の可能性を検証するために,計算科学,望遠鏡観測や観測技術の開発,地球でのフィールド調査や生物学的実験,そして惑星探査などのあらゆる手法を用いて様々な研究を行っています.

当グループでは,一緒に研究する大学生・大学院生の方を募集しています.本研究室に興味を持っていただいた方はぜひ「学生の皆さんへ」をご覧ください. 研究室訪問は常時受け付けておりますので,訪問を希望される方はお気軽にメールを松尾(matsuo[@]ess.sci.osaka-u.ac.jp)までお送りください.

新着情報

                                            
2025年08月10日 当グループでは助教を公募しております.詳しい情報はこちらをご覧下さい(応募期限2025年10月17日(金)).
2025年10月04日 10月18日,11月1日,8日に高校生を対象に豊中キャンパスで開催される「Saturday Afternoon Physics(SAP)2025」において,松尾教授が「宇宙・地球・生命をつなぐ」講義を実施します(現地参加申込は10月3日〆切,オンライン参加申込は各回3日前まで).
2025年10月01日 三輪久美子特任助教が着任しました.
2025年09月28日 NHK Eテレ「サイエンスZERO」(23:30-24:00)にて緑の海仮説が取り上げられ,番組向けに設計した実験も紹介しました.
2025年09月23日 学術変革B「復元細胞機能学」主催のシンポジウム「多様な視点から捉える最先端の光合成研究」を開催しました.
2025年09月17日 10月16日に,江端宏之准教授(当専攻)によるセミナーを行います.
2025年09月10日 9月1日~5日に松尾教授がアルバータ大学に滞在し,地球と生命の共進化に関する研究についてKurt Konhauser教授のグループと協力を開始しました.今後は,共同で紫外線酸化における縞状鉄鉱床の可能性を実験的に明らかにしていく予定です.
2025年09月05日 日本惑星科学会2025年秋季講演会(9月3日~5日,東京)にて,大学院生の川上さんが「ガニメデの熱進化と磁場強度計算による内部構造とバルク組成の推定」の講演を行いました.
2025年08月20日 松尾教授を共著者とする論文がAstronomy & Astrophysics誌に受理されました. 将来の宇宙赤外線干渉計LIFEにおける地球型系外惑星の大気分光観測のための新しい解析手法に関する内容です.
2025年08月09日 8月3日~8日に大学院生の吉田さんと松尾教授がオーストラリア国立大学(宇宙干渉計SEIRIOSに搭載される科学装置の主パートナー機関)に滞在し,超高精度レーザー干渉計の開発状況の共有や,科学装置の光学設計などに関する議論を行いました.
2025年08月08日 大阪大学オープンキャンパスにて,本研究室の展示とミニ講演を行いました.多数のご来場ありがとうございました.
2025年08月01日 AOGS 2025 Annual Meeting(7月25日~8月1日,シンガポール)にて木村助教が,すばる望遠鏡を用いたエウロパ噴泉観測に関する講演を行いました.
2025年08月01日 伊藤特任助教を主著者とする論文が,Publication of Astronoimical Society of Pacific誌で出版されました.回折限界の空間分解能を有するコロナグラフとして10-20%の波長帯域幅を獲得できることを実験的に示した内容です.
2025年07月31日 HWO25 Conference(7月28日~31日,ワシントンDC)にて,松尾教授が緑の海のバイオシグネチャーについて,伊藤特任助教と大学院生の小島さんがコロナグラフに関する講演を行いました.
2025年07月25日 木村助教を主著者とする論文が,Research Notes of the AAS誌で出版されました.土星リングの可視光分光観測によって氷純度を推定しカッシーニ探査機データと比較した内容です.
2025年07月24日 研究室の春夏学期お疲れさま会を開催しました.
2025年07月17日 兵庫県立夙川高等学校にて松尾教授が出張講義を行いました.
2025年07月15日 緑の海仮説に関する記事がジュニアエラ8-9月号(朝日新聞出版)で取り上げられました.
2025年07月10日 松尾教授を共著者とする論文が,Publication of Astronomical Society of Japan誌に受理されました.JAXAが主導する高精度編隊飛行型宇宙干渉計プログラムに関する内容です.
2025年06月25日 兵庫県川西市生涯学習アカデミー「宇宙地球科学への誘い」にて,木村助教が講演を行いました.
2025年06月24日 大阪大学理学友倶楽部だよりにて,松尾教授の紹介記事が公開されました.
2025年06月21日 岐阜市科学館主催の天文講演会にて,松尾教授が講演を行いました.
2025年05月21日 Geobiology2025(5月21日~23日,カナダ・カルガリー)にて,松尾教授と大学院生の新井さんが発表を行いました.
2025年05月15日 三輪特任助教を共著者とする論文が,Nature Communications誌から出版されました.22億年前の地球で最初に時を刻んだ時計タンパク質の周期が18-20時間であることを明らかにした内容です.(プレスリリース)
2025年05月14日 星野洋輔氏(名古屋大学高等研究院)と宮城島進也氏(国立遺伝学研究所)によるセミナーを開催しました.
2025年05月30日 JpGU Meeting 2025(5月25日~30日,千葉)にて,松尾教授,木村助教,大学院生の新井さん,川上さん,坂元さんが講演を行いました.
2025年04月23日 研究室の新配属生歓迎会を開催しました.
2025年04月17日 木村助教と松尾教授を共著者とする論文が,Research Notes of the AAS誌で出版されました.木星衛星エウロパの大気のカルシウム原子を地上望遠鏡観測で探索した内容です.
2025年04月12日 大学院で当グループへの配属を希望する方は「学生の皆さんへ」を良く読み,4月19日(土)の大学院入試説明会に出席し研究室訪問を経てから出願して下さい.別途の研究室訪問を希望する方は松尾までお問い合わせ下さい.
2025年04月03日 豪州の科学メディア「The Conversation」にて,緑の海仮説が紹介されました.
2025年04月03日 「宇宙線学・春のさくらキャンプ」研究会にて松尾教授が講演を行いました.
2025年04月01日 今年度の生命惑星進化学グループが,教授1名,助教1名,PD1名,秘書1名,M2 1名,M1 2名,B4 2名の総勢9名でスタートしました.
2025年03月18日 村上特任研究員を筆頭著者とする論文がAstrobiology誌で出版されました.浮遊植生の反射率の季節変動が系外惑星での生命の検出指標になり得ることを示した内容です.
2025年02月19日 松尾教授を筆頭著者とする論文がnature ecology & evolution誌で出版されました.緑の海仮説に関する内容です.また本研究成果に対するプレスリリースを行い,朝日新聞中日新聞読売新聞GIGAZINE, ナゾロジー英科学誌New Scientist米経済誌Forbes米科学誌Popular Science,など80以上の国内外のメディアで採りあげられました.
2025年02月03日 木村助教を共著者とする論文が Cambridge University Press の書籍 Ganymede で出版されました.木星衛星ガニメデの内部構造に関する現状理解をまとめた内容です.
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