東京開催が決まったのは2022年.これまで陸上競技に関する他の世界大会には何度か足を運んでいたものの,世界陸上競技選手権大会,いわゆる世界陸上を現地で観戦する機会はなかなか掴めずにいた中での,自国開催.この機を逃すものかとチケットの販売開始をずっと待ち続け,2024年末に販売が始まると速攻で手に入れたのでした.
世陸は2007年の大阪大会もあったのだけれど,当時は月探査機「かぐや」の打ち上げ直前だったり,当時職の任期切れが近かったので,泣く泣く見過ごしたのが昨日のことのようです.
今回の世陸は,1日のスケジュールが7時or8時スタートで14時頃終了のモーニングセッションと,17時頃スタートで22時半頃終了のイブニングセッションとに分かれ,それごとのチケット販売.おそらく暑さ対策でしょう.私はこの日のイブニングセッションを購入し,周辺に投宿もして万全の態勢(そして言うまでも無く年次休暇).
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競技場のシートマップ.100m決勝など短距離種目のストレートや各競技のゴールがあるのが,画像下部のメインスタンド側.中でもゴール周辺の「1層(赤)」が,どの大会でも最高値.ざっくり10万円.私は自分のかつての専門でもある走り幅跳び狙いなので,砂場があるバックスタンドを選びました.2~3万だった気がする(細かいことは気にしない).
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 この日はJpGUのセッション提案の日だったのでホテルにチェックインして速攻で申請を済ませ,汗を流して戦闘服に着替え,16時過ぎに外苑いちょう並木から競技場へ.競技開始前にゆったりと競技場自体を楽しみたい. |
 生まれて初めてついに来た,国立競技場.羽田へ降下する飛行機が良いアクセント.大会グッズもほしかったけど,売り場が競技場の反対側だったので最高気温34度の蒸し暑さの中では行く気が起きず,断念.入場には金属探知機による手荷物検査あり. |
 観客席最上部をぐるりと囲う,場内通路.スタートダッシュを意匠とした墨書風ロゴがかっこいい.左壁のシャッターは,やがて開く出店(ビール1000円!).「130 | 131」のようなシート番号を参考に,自分のブロックへ降りていく. |
 トンネルのような回廊を抜けて目の前に広がったこの眺めに,感動してため息が出ました.雄大,壮観,圧倒.まさしく現代のコロッセオよろしく,プレイヤーとしてこのフィールドに立つことが究極の目的たり得ることを改めて実感. |
 ガラガラでも満席のように見える錯視カラフル座席.長時間観戦にはクッション必須. |
 今大会のテーマカラーである紫が,色々な国旗とあまり干渉せず引き立たせていて良き. |
 ああ,ついに来れた.という高揚感. |
 競技開始までまだ1時間ほど.もろもろ準備中.向こうのフィールドは,やり投げ投擲地. |
 向こうがメインスタンド&トラック競技のゴール側.ご覧の通り,私はだいぶ早く来た. |
 手前が走り幅跳びと三段跳び,向こうが棒高跳び. |
 観客席最下段(最前列)まで降りてくるとこんな眺め.臨場感あるけど全体を見たいならやはり少し上(後ろ)がいいですね. |
 同じくその右方向.ちなみに最前列はコーチスタッフなどの専用席.TVには映らないスタッフさんの準備風景もまた,現場ならではの臨場感のひとつ. |
 TBSによるTV中継の スタジオ.ここに織田さんが来るのです. |
 18時半頃,手前の砂場でまず男子三段跳び予選に向けて選手が入場.この時点でまず,どの選手も身体が図抜けて大きいことに圧倒されました.このスケール感はTVでは分からないなと.
|  各自荷物を置いてウォーミングアップ開始.当たり前だけど,とにかく背が高く手足が長いことに驚愕.軽く走るだけでもまさに飛んでいるよう.
|  ゲージ表示の水色のQは予選通過ライン,赤のWLは大会記録,WRは世界記録.この選手は踏み切りが合わず砂場駆け抜けズザー. |
 そうこうしてたら男子やり投げ予選の選手が入場. |
 女子棒高跳びの選手も入場.列一番右は米国のSandi Morris選手(今大会銀).個人的推しだったMolly Caudery選手は,ウォーミングアップ中に左足首の靱帯を断裂して急遽欠場.残念すぎる. |
 お目当ての男子走り幅跳びの選手も入場.手を挙げて応える最左は,東京五輪金のMiltiadis Tentoglou選手. |
水色のQは
 トラックでは男子200m予選も.競技場のあちこち同時進行で多くの種目が進む中でTV中継のような分かりやすい案内や切り替えは無いから,かなり忙しい. |
 男子走り幅跳び決勝は結局,東京五輪金の優勝候補だったTentoglou選手が8メートルすら行かず奮わず,後半3回の試技へも進めず.優勝はイタリアのFurlani選手.自己新記録で優勝は,本当にすばらしい. |
 男子走り幅跳び決勝の優勝セレモニー.右から, Yuhao Shi選手(銅),Mattia Furlani選手(金),そしてTajay Gayle選手(銀). |
 気がつけばすっかり暗くなって,場内を見渡す雰囲気も変わりました. |
 16時過ぎの入場時はまだまだクソ蒸し暑かったものの,日が暮れると意外と風があって助かりました. |
 それでもインナーが塩吹くほど汗を掻いて,ホテルへ帰着した23時過ぎにはグッタリ.ここから帰宅する予定にしなくて正解でした. |
 女子棒高跳び決勝のウィニングラン.右から,スタッフのどなたか,銀のSandi Morris選手(米),銅のTina Sutej選手(スロベニア),そして金のKatie Moon選手(米). |
 今日の全競技が終了.総じて,来て本当に良かったと思える素晴らしい場だったし,また来たいです.ただ,飛行機のエコノミーシートよりも狭い座席は正直つらかった.トイレへ抜けるのも一苦労だし,席で飲食する空間的・心理的余裕もあまりなく,正味6時間の観戦には,かなりストイックさが要りますね. |