Sep. 07 - 12, 2014
EPSC 2014
Cascais, Portugal

今回の出張で自分史上総訪問国数が10を超えましたが,その中でも今回は史上最高でした.
期せずしてのロンドン24時間滞在のオマケつき.

IMG_6184.JPG 3000x4000 2,704KB
9日間の出張に対して今回も4日分の着替え等々を詰めて荷物はこれだけ.布ポスターもin.
IMG_6186.JPG 4000x3000 1,572KB
目的地はポルトガルのリスボンだが日本からの直行便はないのでチューリッヒ経由で.
IMG_6187.JPG 4000x3000 1,972KB
成田発の欧州便にしては早めな出発10:25.夜更けにリスボンへ着きたくないのでこのフライトを選んだ.
IMG_6188.JPG 4000x3000 2,583KB
RECAROのシートはフィット感良くて嬉しいがエコノミーはなにせ狭い.2-4-2のアコモデーション.
IMG_6190.JPG 4000x3000 1,947KB
日本発着の国際線でANA以外を使うのは久しぶり.なので最初から色々と諦め半分.
IMG_6191.JPG 4000x3000 2,142KB
期待値が低い分そこそこマシに思えた機内食はパスタ.味は悪くないが,素麺を合わせてくるセンスが・・・
IMG_6192.JPG 4000x3000 1,303KB
変化に乏しく,後からではもはや場所を特定できないシベリアのどこか.
IMG_6194.JPG 4000x3000 1,550KB
約12時間の平穏なフライトの後にチューリッヒへ到着.今回も寝ていない.
IMG_6193.JPG 4000x3000 2,533KB
3時間ほどの乗り継ぎ.眠い.出発1時間前にならないと搭乗口が発表されないので動けない.
IMG_6196.JPG 4000x3000 1,680KB
リスボンへはTAPポルトガル航空.A320.これもまたスターアライアンス.
IMG_6197.JPG 4000x3000 1,465KB
リスボンへはチューリッヒから約2時間半.やはり意外と遠い.日本を10時に発ってからずっと昼間.
IMG_6198.JPG 4000x3000 1,970KB
19時頃なので軽食が出た.Atumはポルトガル語で確かマグロなので,ツナサンドってところか.右の小さいボトルは粘性の高いオレンジジュース.ほんとドロッドロ.
IMG_6200.JPG 4000x3000 1,483KB
実は人生で初めて目にする大西洋.リスボン空港へ向けて降下中.このフライトも概ね平穏でなにより.

 リスボン空港には20時半ごろ到着.滞在地はリスボン市街地ではなくそこから鉄道で30分ちょいのエストリル(Estoril).空港からだと地下鉄と地上鉄を乗り継いで1時間ちょいで行けるが,時間も遅いのでタクシーを使うことに.
 ただし到着ロビーを出て待ち構えているタクシーは漏れなくぼったくってくるとの評判を目にしたので警戒し,出発ロビーに上がってから外に出てタクシーを捕まえる.結果,とてもフレンドリーで明朗会計なタクシーだった.鉄道で1時間ちょいのところを30分足らずで着いて,30ユーロちょい.なんだ,いい国じゃないか.
IMG_6278.JPG 4000x3000 1,912KB
7泊するHotel Londres.ポルトガル語でLondresはLondon.つまりポルトガルにあるホテルロンドン.
IMG_6201.JPG 4000x3000 1,341KB
客室から大西洋は・・・・・・見えた!潮の香りもしっかり漂っている.

Sep. 6 | Sep. 7
IMG_6203.JPG 4000x3000 1,946KB
明けて朝,といっても9時頃だが,この日はフリータイムが多いので散策に出る.とりあえずビーチへ.
IMG_6204.JPG 4000x3000 1,902KB
ホテルから徒歩5分くらいで浜辺というこのロケーションがたまらん.
IMG_6205.JPG 4000x3000 1,799KB
朝は老若男女みんな浜辺を散歩.
IMG_6206.JPG 4000x3000 2,113KB
気温は東京と同じ感じだったが日射しを受けるとジリジリ焦げるように熱い.
IMG_6208.JPG 4000x3000 2,107KB
海岸沿いを走る道路風景
IMG_6209.JPG 4000x3000 2,255KB
基本的に赤レンガ屋根
IMG_6210.JPG 4000x3000 2,762KB
リスボン市街から西へ,大西洋とそこへ注ぐテージョ川沿いを走る国鉄.拡大するとEstoril駅が見える
IMG_6329.JPG 4000x3000 1,954KB
Estoril駅.向こうに見える砦みたいなのはPalacio Barros(Barros宮殿).
IMG_6212.JPG 4000x3000 2,279KB
軌間1665mmの広軌.多少のカーブなら減速無しにグイグイ進むのが気持ちいい.
IMG_6211.JPG 4000x3000 2,443KB
ここからリスボン市街地方向へ戻ってみる
IMG_6214.JPG 4000x3000 2,398KB
リスボン市街とEstorilの中間あたりにあるBelem駅.ここには世界遺産が.
IMG_6215.JPG 4000x2248 1,193KB
Belem駅から水辺に出ると,そこは海というよりテージョ川の河口.写真右に見える石碑のようなものが・・・
IMG_6217.JPG 3000x4000 1,927KB
「発見のモニュメント(Padrao dos Descobrimentos)」.大航海時代を祈念した碑.
IMG_6219.JPG 4000x3000 2,331KB
大航海時代の先駆的指導者だったエンリケ航海王子を先頭に,同時代の探検家や芸術家,科学者など約30名の像が並ぶ.
IMG_6221.JPG 3000x4000 1,985KB
実は1940年製作,1960年再建と,特に「歴史的建造物」というわけではない.もちろん世界遺産でもない
IMG_6220.JPG 4000x2248 1,418KB
モニュメントから東側(海と反対側)に見える橋は「4月25日橋」.1974年の軍事クーデターの発生日から名が取られた.全長2,277 mでヨーロッパ最長の吊り橋.ちなみに世界最長の吊り橋である明石海峡大橋は全長3,391m.
IMG_6223.JPG 4000x3000 1,708KB
再び西(海のほう)を向いて歩を進めると見えてくるのは「ベレンの塔」.「リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔」の構成資産として世界遺産リストに登録されている.
IMG_6224.JPG 4000x3000 2,132KB
ベレンの塔は16世紀の建築.ポルトガルの黄金期を築いたマヌエル1世によって,ヴァスコ・ダ・ガマの世界一周の偉業を記念して作られた.テージョ川の船の出入りを監視する目的の要塞.
IMG_6239.JPG 4000x2248 1,476KB
ジェロニモス修道院.ヴァスコ・ダ・ガマとエンリケ王子の功績を讃えてマヌエル1世により1500年代に着工.現存形態には19世紀に入って完成.
IMG_6237.JPG 4000x2248 1,344KB
この日の最高気温は確か28℃くらいだったが,日なたの体感は33℃くらいある.日陰は涼しいんだけど.
IMG_6235.JPG 3000x4000 1,855KB
IMG_6233.JPG 4000x3000 2,697KB
世界遺産「リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔」の緩衝地域にある海洋博物館のテラス.空中庭園のようなたたずまい.
IMG_6228.JPG 4000x3000 2,182KB
疲れたのでランチ.チーズハンバーガーにマンゴーミルクシェイク.激ウマである.
IMG_6240.JPG 4000x2248 2,538KB
ベレンを後にしてリスボン市街地へと路面電車で移動.
IMG_6263.JPG 4000x3000 2,845KB
海沿いのエリアから台地へ上がる,片道5分くらいの短いケーブルカーがある.
IMG_6242.JPG 4000x3000 1,967KB
乗ってみる.おじさんよろしく.
IMG_6261.JPG 4000x3000 2,616KB
まあこういう写真も撮るよね.そりゃあ.
IMG_6247.JPG 4000x3000 3,351KB
落書きを落とそうという気が微塵も感じられない車体.
IMG_6258.JPG 4000x2248 1,757KB
上にあがって街を見下ろす.向こうの緑の高台に見えるのはサン・ジョルジェ城 (Castelo de Sao Jorge).
IMG_6253.JPG 4000x3000 1,977KB
サン・ジョルジェ城は紀元前の古代ローマの要塞を起源とし,西ゴートやイスラム(ムーア人)の王朝の城を経て,13〜16世紀にかけて歴代ポルトガル王の王宮となった.
IMG_6259.JPG 4000x2248 1,350KB
城と反対側の街並み.リスボン空港から離陸した飛行機とともに.
IMG_6250.JPG 4000x3000 2,472KB
近くにあるサン・ロッケ教会 (Igreja de Sao Roque)へ行ってみる.
IMG_6249.JPG 4000x3000 3,045KB
サン・ロッケ(聖ロクス)はカトリック教会の聖人.1500年頃に礼拝堂として建てられたものを1500年代半ば〜後半にイエズス会が教会化した.
IMG_6248.JPG 3000x4000 3,006KB
その後1世紀ほどの時間をかけてこの内装が飾り立てられた.当時の植民地ブラジルの金がふんだんに使われている.
IMG_6273.JPG 4000x2248 2,330KB
IMG_6274.JPG 4000x3000 1,955KB
日も傾き始めたのでふたたびEstorilへ戻り,ディナーへ.Estoril駅近くのRestaurante Praia do Tamarizへ.
IMG_6276.JPG 4000x3000 2,414KB
海鮮スープに海老のアヒージョ.
IMG_6275.JPG 4000x3000 1,359KB
潮風と料理のいい香りに包まれながら暮れゆく一日.

Sep. 7 | Sep. 8
IMG_6279.JPG 4000x3000 1,877KB
今日から学会が本格始動.会場隣のカジノから海方向を.
IMG_6280.JPG 4000x3000 1,893KB
会場となるEstoril Centro de Congressos.
IMG_6281.JPG 4000x3000 2,044KB
都合5日間,ここで密に議論しますよっと.
IMG_6283.JPG 4000x3000 2,633KB
ご覧の服装の通りこの業界は相当に「ユルい」が,海外だとなおさら.
20140910_104148_310.jpg 1088x1920 233KB
今回の講演はポスター.両面テープの粘着力が弱くて,重い布ポスター支えるためにテープ使いまくり.
IMG_6284.JPG 4000x3000 2,249KB
講演会場のうち最大のJupiter Room.Jupiterのくせにここでカッシーニ探査のセッションや金星のセッションをやってたりしてややこしい.
IMG_6286.JPG 4000x3000 2,341KB
ランチは会場近くのRestarante Deck Barでパエリア.
IMG_6285.JPG 4000x3000 1,877KB
アンド,スープ.葉っぱと緑色はパクチ.ポーチドエッグが入ったあっさり目の味.
20140910_203734_783.jpg 1920x1088 159KB
夜は会場隣のカジノがこのありさま.夕暮れ時になると金髪のおねえちゃんたちが大勢この建物に吸い込まれていく.はじめは学会会場に来て何かしてくれるのかと思ったが,やっぱり違った.
IMG_6287.JPG 4000x3000 2,184KB
ディナーはCassiniミッションの人たちとビーチのレストランでシーフード.イカをいただく.
IMG_6291_m.jpg 417x401 30KB
この日の夜はいわゆるスーパームーンだった.日本で見られる時間帯よりもここの方が正確な満月の時刻に近い.
IMG_6297.JPG 3000x4000 2,490KB
スーパーな月光に照らされる深夜のEstoril.夜景モードで.

Sep. 8 | Sep. 9
20140910_130255_741.jpg 1920x1088 339KB
ランチはピザにシーフードスープ.スープは絶品だがピザは単調な味のくせにデカくてやっぱり飽きる.初めの3ピースくらいまではうまい.
20140910_124656_236.jpg 1920x1088 265KB
このスープは美味かった.これをもう2杯くらいおかわりしてピザ無しでも良かった.
20140910_13038_102.jpg 1088x1920 218KB
chondaさんがオーダーしたgrilled sardine(イワシの塩焼き)を撮らせて頂いた.なんとも武骨な料理である.そして5尾もいらねえ.
IMG_6309.JPG 4000x2248 1,281KB
夕暮れのEstoril.
IMG_6308.JPG 4000x2248 1,333KB
ポスター発表も終わり,撮影者は解放感に浸っている.

Sep. 9 | Sep. 10

ポルトガル雑感:
 日本の時差は-9時間.4月から10月くらいのサマータイム時は-8時間.つまり日本の正午はポルトガルの朝4時.ロンドンなどを含むグリニッジ標準時と同じタイムゾーンなのだが,イギリスよりも有意に西にあるので,日の出と日の入りがかなり遅い.朝は7時半頃に陽が昇り,夜は21時頃ようやく暗くなる.
20140910_190026_787.jpg 1088x1920 182KB
この日の学会出席後,海沿いの店でサングリアを飲みながら空腹を待つ.この明るさでも実は19時くらい.
20140910_194821_850.jpg 1088x1920 240KB
ポルトガル飯にも飽き始めたので,ディナーではアクセントにチャイニーズへ.骨付き唐揚げ美味し.
20140910_195414_688.jpg 1088x1920 299KB
焼きそばも美味しいんだけど,もう一歩,味に深みがなくてやっぱり飽きる.

Sep. 10 | Sep. 11
IMG_6310.JPG 3000x4000 2,043KB
もはやネタ切れ感があり,食事しか記録がない.ランチにgrilled salmon.塩を振っただけでソースも何もない雑さがやっぱり飽きる.半分くらい食べるまでは本当に美味しいんだけどね.
IMG_6311.JPG 4000x2248 1,498KB
ランチ後は聞きたいセッションがなかったので海水浴.チューブトップ型の水着が多いなあなんてサングラス越しに観察しながら.
IMG_6314.JPG 4000x3000 1,868KB
IMG_6315.JPG 3000x4000 2,223KB
IMG_6319.JPG 4000x2248 1,188KB
さて,また日も傾いたしディナーに出ますか.
IMG_6322.JPG 3000x4000 1,887KB
サングリアがとにかく好きなのである.
IMG_6326.JPG 4000x3000 2,386KB
今夜はgrilled porkとタコのサラダを.やっぱり肉にソースが無い(笑)

Sep. 11 | Sep. 12
IMG_6330.JPG 4000x2248 1,571KB
学会もいよいよ最終日.写真の左にカジノが見える.

最終日は朝イチから月のセッションなのだが,開始2分前なのに会場はこのガラガラっぷり(笑)
IMG_6331.JPG 4000x2248 1,056KB
月セッションは午前で離れ,午後はまた海水浴をと思ったが,空模様が怪しい.
IMG_6332.JPG 4000x2248 1,134KB
なのでこの写真の向こう,岬に並ぶ街並みCascaisまで散歩することに.
IMG_6335.JPG 4000x2248 1,020KB
と,背後(東)から霧がどんどん迫ってくる.
IMG_6342.JPG 4000x2248 905KB
あっという間に呑み込まれてしまった
IMG_6340.JPG 4000x2248 941KB
行く手のCascaisが見えない
IMG_6348.JPG 4000x2248 1,150KB
Estorilから30分ほど歩いてCascaisのビーチに到着
IMG_6352.JPG 4000x2248 1,197KB

Cascais:
 カスカイス(ポルトガル語の発音ではカシュカイシュ)は,リスボン中心から国鉄で西へ1時間ほど.国策でリゾート地として整備された街だが,もともとは漁業や農業を中心としたリスボンへの食料供給地,かつ防衛拠点だった.19世紀後半にはカスカイスの城塞を王族が離宮とし夏季を過ごしたことからリゾート地化が始まった.いきさつは知らないが熱海市と姉妹都市になっているらしい.
IMG_6353.JPG 2248x4000 1,157KB
ビーチから奥に入った街並みがすばらしい,というのはフェイクでメインはおねえさん
IMG_6354.JPG 3000x4000 2,123KB
IMG_6357.JPG 3000x4000 2,322KB
情報番組(?)か何かとおぼしきテレビのロケ.ハイテンションな男性がアシスタント風の赤ドレス女性と街行く一般人に絡む.こちらは付かず離れず.
IMG_6359.JPG 3000x4000 2,106KB
何やら提灯祭り?
IMG_6360.JPG 3000x4000 1,956KB
IMG_6363.JPG 4000x2248 1,040KB
霧の中を無数の無人の漁船が漂う構図は不気味ですらある.
IMG_6364.JPG 3000x4000 1,628KB
海を眺めるこの像は,1889年〜1908年に国王だったカルルシュ一世.共和主義者によって暗殺された.彼の次男マヌエルがポルトガル最後の国王となるも王政は終焉し,ポルトガルは現在の共和国に移行する.
IMG_6366.JPG 3000x4000 1,401KB
女「この前貸した5万,いつになったら返すんだよ」,男「あ,あと1週間待って」
IMG_6367.JPG 4000x3000 1,833KB
IMG_6368.JPG 4000x3000 2,218KB
歩き疲れたのでその辺の屋台でハンバーガー.特徴のないバーガーだが空腹過ぎて激ウマ.
IMG_6369.JPG 4000x3000 1,946KB
市庁舎前広場.中央の像は誰だったっけなあ.
IMG_6370.JPG 4000x3000 2,245KB
観光客向けではあるが多種多様なレストランが軒を連ねて楽しい
IMG_6372.JPG 4000x3000 2,623KB
Cascais駅.実はここ,ユーラシア大陸最西端の駅という特別な場所.
IMG_6373.JPG 4000x3000 3,239KB
しかしそのような表示は駅のどこにもなく,ただの近郊駅たる味気ないたたずまい.
IMG_6374.JPG 4000x2248 1,453KB
帰国を翌日に控え,24時間前から始まるフライトのオンラインチェックインを済ませるために一旦Estorilのホテルへ戻り,再びCascaisへ.今度は鉄道で.
IMG_6379.JPG 3000x4000 2,487KB
同じ街並みでも時間帯が変わると表情がガラッと変化.
IMG_6380.JPG 3000x4000 2,707KB
IMG_6381.JPG 3000x4000 1,926KB
IMG_6382.JPG 3000x4000 1,967KB
風船みたいなのを使った奇妙な物体がゆらゆらと.羽の生えた精○にしか見えない.
IMG_6388.JPG 4000x3000 2,089KB
市庁舎では,流行のプロジェクションマッピング.でも投影されている映像が何を意味するのか不明.
IMG_6384.JPG 4000x3000 2,083KB
IMG_6389.JPG 3000x4000 2,393KB
ポルトガル最後のディナーはDuke Restaurant & Pubで,海老のアヒージョを肴にビールジョッキで2杯と,メインでブイヤベース.アヒージョもブイヤベースも,こんなに美味しいものがあるのかと思うくらい史上最高.次にポルトガルへ来たらまたこの店でこれを食べたい.
IMG_6390.JPG 3000x4000 2,151KB
この夜はサングリアではなくワイン.ハウスワインなので銘柄は忘れたが,テンプラニーニョのような芳醇なコクが美味しかった.

Sep. 12 | Sep. 13
IMG_6392.JPG 4000x2248 1,102KB
帰国の日.しかしフライトは午後なので,朝はゆっくりビーチを散歩.
IMG_6397.JPG 4000x2248 1,471KB
満潮時刻に近いので波が遊歩道に乗り上げる.
IMG_6337.JPG 4000x2248 1,276KB
参考までに,同じ場所で干潮の時.
IMG_6405.JPG 4000x2248 1,241KB
この景色ともそろそろお別れ
IMG_6407.JPG 4000x2248 1,120KB
歩いてるうちに日の出.7時半頃.
IMG_6409.JPG 3000x4000 2,781KB
「あ゛ーーーーーーっ!!!」
IMG_6411.JPG 4000x3000 2,884KB
IMG_6412.JPG 3000x4000 2,431KB
IMG_6413.JPG 4000x2248 1,133KB
IMG_6415.JPG 4000x3000 2,637KB
IMG_6417.JPG 4000x2248 1,245KB
IMG_6418.JPG 4000x3000 2,004KB
IMG_6421.JPG 4000x3000 1,777KB
朝のEstoril駅.
IMG_6420.JPG 4000x3000 1,984KB
帰国は14時過ぎのリスボン発フライトでロンドン,ヒースロー空港経由.ホテルに戻ってパッキングし,11時頃ホテルを出る.
IMG_6424.JPG 4000x3000 1,976KB
リスボン空港の搭乗口からグラウンドに降りてタクシーバス待ちの間に,隣のゲートに駐機するB777-300ERを.しかしこの後にとんでもないトラブルが・・・

 バスにも乗りこみ,後は搭乗するだけ,という状況で地上スタッフがバスへやって来て,「機材トラブルで出発を1時間遅らせます.ごめんなさい」だと.乗客全員,ターミナルビルに引き返して1時間さらに待つことに.ヒースローでの乗り換えが2時間しかないが,ギリギリ何とかなるか,とこの時点ではまだ望みを持っていた.

 しかし,事はさらに悪化.機材トラブルが解決せず,さらに2時間の遅延が決定.これでヒースローでの乗り換えは不可能になり,地上スタッフに相談.「あなたのフライトは補償する.ヒースローに着いたらtransfer's deskに問い合わせて」とのこと.実はこういうトラブルに巻き込まれるのは初めてのことなので多少うろたえたのだが,スタッフの言葉を信じてとりあえずヒースローまでは行くしかない.

IMG_6425.JPG 4000x3000 1,653KB
結局,定刻より3時間半ほど遅れてようやく離陸の見込みが立った.風景も料理も素晴らしい滞在だったのに,最後にミソが付いたなあ.
IMG_6426.JPG 4000x2248 1,387KB
本来ならこの時間にはヒースローからのANA便に乗ってるはずだったのに・・・

 リスボンからの飛行機がヒースローに降り立ち搭乗口までタクシングしてる間に,機内アナウンスで名前が呼ばれ,「降機したら地上スタッフに声をかけて」とのこと.ドアのすぐ横に待ち構えていたスタッフに名乗ると,明日に振り替えられたヒースローからの帰国便と今夜のホテル,空港からホテルへのバス往復のチケットを手渡された.これで,期せずしてのロンドン1日滞在が決定.
IMG_6431.JPG 4000x3000 2,292KB
あてがわれたホテルは空港近くのPark Inn.想像の上を行く豪華さで,玄関を開けるなりヒキ気味.
IMG_6433.JPG 4000x3000 2,305KB
たぶんバラの花か何かをかたどってるんだろうけど,箱を開けたばかりの最初の一枚が5枚くらい取れちゃって,いやいやそんないいらない,って戻した後にしか見えない.
IMG_6432.JPG 4000x3000 2,293KB
とりあえず精神的にスゲー疲れたので寝ます.

Sep. 13 | Sep. 14
IMG_6434.JPG 4000x3000 2,020KB
日本へのフライトは19時半発.ホテルをチェックアウトしてとりあえず空港へ来てみた.ANAは空港第2ターミナル,通称「The Queen's Terminal」.
IMG_6435.JPG 4000x3000 2,329KB
ターミナルには荷物預かりサービス(24時間以内で10ユーロ)がある.黄色い表示のうち左下に「Left Baggage」ってあるのがそれ.預けて地下鉄で市街地へ.
IMG_6436.JPG 4000x3000 2,030KB
地下鉄(Tube)は一日乗車券「1Day Travel Card」を購入.ロンドン市内はゾーンに分かれていて,包含するゾーンで券の値段が変わる.ヒースローはゾーン6,ビッグベンのあるエリアはゾーン1.なので今回はゾーン1〜6が対象の一日乗車券.
IMG_6437.JPG 4000x3000 2,458KB
TubeのHeathrow Terminals 1-2-3駅.ここからまずWaterloo駅をめざす.
IMG_6440.JPG 3000x4000 1,841KB
Waterloo mainline駅のエントランスであるVictory Arch.1848年開業.
IMG_6438.JPG 4000x3000 3,210KB
何故この駅に来たか,の答えは,ある大好物な映画のロケ地だから.
IMG_6443.JPG 4000x3000 3,244KB
2007年公開の「The Bourne Ultimatum」のロケ地のひとつ.
IMG_6439.JPG 4000x3000 2,942KB
主人公Jason BourneとGuraidan誌の記者Simon Ross,そしてCIAのエージェントたちが追跡劇を繰り広げる名シーンの舞台.
IMG_6442.JPG 4000x3000 3,061KB
IMG_6444.JPG 4000x3000 2,937KB
IMG_6441.JPG 4000x3000 2,786KB
駅舎の西側.
IMG_6445.JPG 3000x4000 2,413KB
駅舎の東側.
IMG_6447.JPG 4000x2248 1,312KB
Waterloo駅から西に5分ほど歩くとすぐにテムズ川.そして向こうにBig Ben.
IMG_6449.JPG 4000x2248 1,287KB
テムズ川
IMG_6450.JPG 4000x2248 1,342KB
Big Ben,そして国会議事堂であるウェストミンスター宮殿.
IMG_6452.JPG 4000x2248 1,675KB
ウェストミンスター橋では自転車ロードレースが開催されていた.
IMG_6453.JPG 4000x2248 1,572KB
IMG_6456.JPG 3000x4000 1,674KB
IMG_6461.JPG 4000x3000 2,460KB
Westmister Palace(ウェストミンスター宮殿)
IMG_6458.JPG 4000x3000 2,039KB
Bridge Streetからトラファルガー広場へ伸びるWhite Hall(という名のstreet).右が旧陸軍省,左が財務省の建物.
IMG_6459.JPG 4000x3000 2,014KB
その交差点の向かい,Parliament SquareにいたWinston Churchill.
IMG_6463.JPG 3000x4000 2,640KB
さらに散歩.
IMG_6465.JPG 4000x3000 3,310KB
IMG_6471.JPG 4000x3000 2,045KB
Westminster Abbey(ウェストミンスター寺院).「ウェストミンスター宮殿,ならびに聖マーガレット教会を含むウェストミンスター寺院」として世界遺産.左手にBig Ben,右にWestmister Palace
IMG_6468.JPG 4000x3000 4,344KB
寺院の隣にあるWestminster Schoolの庭「Dean's yard」.
IMG_6470.JPG 4000x3000 2,004KB
寺院の道向かいにあるCentral London's Largest Conference Venue.雲行きが怪しい.
IMG_0018.JPG 1080x1920 369KB
少し歩き疲れたのと小雨がぱらついてきたので,Victoria street沿いのStarbucksで休憩.
IMG_6472.JPG 4000x3000 3,070KB
体力と天候が回復したので再出発.
IMG_6473.JPG 3000x4000 1,852KB
Westminster Cathedral.Westminster Abbeyはイギリス国教会の聖堂で,こちらはカトリック教会.
IMG_0020.JPG 1936x2592 1,349KB
iPadで撮ったバージョン
IMG_6476.JPG 4000x3000 2,514KB
19:30頃のフライトに向けて16時頃にヒースロー空港へ戻り,ユナイテッドのラウンジでシャワーを浴びつつ時間を潰す(ヒースローにANAのラウンジはない).
IMG_6477.JPG 4000x3000 1,609KB
ANAのB777-300ERに乗ってヒースローから羽田へ.座面だけスライドして背もたれが動かないfixed back shellは大嫌いだ.
IMG_6478.JPG 4000x3000 2,083KB
機内食はカレー.さすがの美味しさ.右下のマヨサラダみたいなのは当然残す.

結論:
 今まで色々な国と街に訪問してきた中で,どの街も固有の楽しさ・良さがあるので一概に比較はできませんが,今回のポルトガル,エストリルが史上最高レベルに分類できるのは間違いありません.食事,人あたり,物価,景色,安全性,交通機関などなどを総合して,ここを超える場所はなかなか無いかと.帰国がスタックしたのはまあ運が悪かったと言うことで.