サンフランシスコはもう4回目.街自体にはそろそろ目新しさがなくなってきたので,最終日に脚をのばしてみました.
往路は,新千歳空港→ANA→成田,乗り換えて成田→United→サンフランシスコ.United利用は実に7,8年ぶりだった気がするが,以前にも増してとにかくガッカリ.B747の機内(エコノミー)はシートモニタが無く,CAの年齢も高い(見た目平均50歳前後.しかも半分男性).日系航空会社のホスピタリティの高いサービスに慣れている身としては,CAの振る舞いも非常にガサツに見える.機内食は撮るに値せず. | ![]() サンフランシスコと言えばユニオンスクエア.満月,木星,そしてベツレヘムの星. |
![]() 学会会場のMoscone convention center. South, North, Westの3つの施設からなる.ここはSouthの入り口. |
![]() Southの1階はポスター発表会場.さしずめ,地球物理学製造工場といったたたずまい. |
![]() Westの一階には宣伝ブースが並ぶ.ここは会議主催組織AGUのブース.書籍等を売ってる. |
![]() 宣伝フロアのほぼ中心にブースを構えるのはやはりNASA. |
![]() ユニオンスクエア近く,ケーブルカーの軌道を擁するPowellストリート.ひたすら弱い上り坂.路側帯が新しくなった気がする. |
![]() ランチはKing of Thai Noodleのワンタン麺.さっぱりしたやさしい味にはホッとするけど,こいつは味に深みがなくて飽きる.塩梅って難しいですねえ. |
![]() ディナーは日本食レストランSakanaへ.写楽の暖簾など日本風のインテリアでありながらもそこここにXmas飾りのあるあたり,節操がない. |
![]() チキンカツ定食をオーダー.ちょっと細かく切りすぎだが,味はまずまず.ビールは当然,サッポロだ. |
![]() ちょっと飲み足りないので,Roxanne's cafeでZinfandelを一杯. |
![]() 再びユニオンスクエア.macy'sのイルミネーションはこの時期のSFの風物詩. |
![]() スクエア西側にあるThe Westin St Francis Hotel.数年前までここの1階には本屋Bordersが入っていたはずだが,女性物の下着屋に変わってた. |
![]() 翌日のランチは学会会場近く,Chevys Fresh Mexでシーフードタコスを.まさかの焼き鮭が入っていた.左半分を占める煮豆がとにかくまずい. |
![]() 同行したishr氏のプレートの方が,海老にアスパラに美味そうだ.煮豆もないし. |
![]() 同行したsnsh氏から譲り受けたデザート.シナモンシュガーをまぶした花びら状のパイ生地の上にアイスクリーム+生クリーム.太るぜ. |
![]() 別の日の夜はダウンタウンから東へ.海岸のフェリービルディングまで出てみた. |
![]() ビルディングを抜けるとこうした眺め.ベイブリッジを満月近い月が照らす. |
![]() フェリービルディングの方を振り返るとこんな感じ.向こうに見える「輪郭イルミネーション」なビルは,,, |
![]() Four Embarcadero Centerというオフィスビル.低層階にはショッピングセンター.新宿西口の高層ビルな感じ. |
![]() フェリービルディング内のシーフードレストランで,蟹のサンドイッチとクラムチャウダーのセットを食べた.蟹のほぐし身をレタスと挟んだだけのシンプルなものだが,ゴチャゴチャしてないのがかえって美味い. |
![]() こいつらがほぐされサンドされて,人間の胃袋に放り込まれるのだ. |
![]() 別の日のランチは,学会会場近くのThirsty Bear Brewingでスペイン風に. |
![]() パエリア.左のオーソドックスなシーフードパエリアの方が美味かった.右は豆・野菜パエリアだったかな. |
![]() また一夜明けて,朝の散歩に出る.宿としていたPost Hotelを出てノブ・ヒル方面への坂道を上がっていく. |
![]() 上がりきった所にあるグレース大聖堂.SFへ来る度に毎回一度は訪れている. |
![]() 逆方向から.大聖堂手前の建物は確か聖堂附属の学校だったかな. |
![]() TaylorとWashington St.の交差点からベイブリッジ方向を.フィッシャーマンズワーフへ行くケーブルカー・パウエル線の軌道が見える . |
![]() 左の写真方向に10分ほど歩きチャイナタウンへ.四川料理が食べたかったので前調べしておいたZ&Y Restaurant(御食園川菜館)へ. |
![]() 注文はもちろん担々麺.山椒の辛さが強烈に効いた濃厚な少なめのスープに絡めながらいただく.とても美味しかったけど惜しむらくは麺が柔らかすぎるかな.でも,もう一度行きたい店. |
![]() チャイナタウンを出てコイトタワーへ.ここも,これまでの数あるシスコ来訪の中で未踏の場所だった.テレグラフ・ヒルという丘の上にあるので息が切れる. |
![]() 坂を振り返ってこの絶景. |
![]() 慈善者として有名だったリリー・ヒッチコック・コイト(Lillie Hitchcock Coit)の遺産によって1933年に建てられた高さ約63 mのタワー. |
![]() 4ドルくらい払ってタワーの上へ.360度のパノラマが拝める. |
今回のサンフランシスコ滞在で驚いたのは,連日の天気の良さだった.例年,この時期のサンフランシスコと言えば曇天続きで肌寒く,霧雨も漂うような暗澹とした風景が常だったが,今回は1週間今日の滞在中一度も雨が降らず,曇天すらほとんど無かった.逆に乾燥しきった空気に喉の調子を落としたほど. そしてこのこのコイトタワーへ来て,ことごとく好天に恵まれたことに改めて感謝.360度の抜けるような眺望を楽しむにはうってつけの陽気.大したことをしたつもりはさらさら無かったが,日頃の行いが良かったかな. |
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![]() アスペクト比を変えてみた.16:9の壁紙用に. |
![]() ゴールデンゲートブリッジとアルカトラズ方向をこれまた16:9に. |
![]() コイトタワーを降りて北へ.散歩のゴールはフィッシャーマンズ・ワーフ. |
![]() ワーフ到着.休日でごった返すピア39. |
![]() アルカトラズからの遊覧船が帰ってきた. |
![]() 観光用の潜水艦も停泊中. |
![]() フィッシャーマンズ・ワーフのシンボル,カニ看板. |
![]() オイスターやらクラムチャウダーやら.ここならでは.買わなかったけど. |
![]() ダウンタウンへの帰りはケーブルカーで.年々ちょっとずつ運賃が上がってるんだよなあ. |
![]() 露光時間をミスった. |
![]() 鉄ちゃん的アングル? |
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![]() この街に限らずこういう「抜け」の良い風景が大好きだが,この街は特に絶品. |
![]() 夕食はMacy's地下のフードコートへ. |
![]() 野菜焼きそばみたいなのを頼んだ.ヘルシーなんだけど味が薄い&単調で飽きるのはさすがアメリカ. |
![]() 夜景モードで撮ったら演出過剰気味. |
![]() 明けて,朝.今日はサンフランシスコを離れ,さらに北へ. |
![]() BARTで北へ,終点のRitchmond駅まで行き,Amtrakに乗り換える.ポスドクの後輩へ会いにDavisまで. |
![]() サクラメント行きの列車はガラガラ.2階席占有状態. |
![]() 乗車後30分くらいはサンフランシスコ湾沿いを北上.DavisまではRitchmondから90分くらい. |
![]() Davis駅着.改札なんてない.列車を降りたら,街. |
![]() Davisの駅舎.この田舎らしいたたずまいがたまらない.アメリカっぽい. |
![]() 駅へは後輩が迎えに来てくれていた.久々の再会をケーキと珈琲で祝う.サンフランシスコから2時間半くらいの旅路で空いた小腹に心地よい甘さ.1カットがでかいのがアメリカっぽいぞ. |
![]() UC Davis構内へ.並木道を挟むようにしてあまり背の高くない建物が散在する長閑さがいい. |
![]() 後輩の仕事場であるEarth and Plametary Sciences棟とその中の実験施設を訪問. |
後輩とはPlanetary Scienceという言葉では同じ畑にいるものの,私は理論計算,彼女は測定・実験と,手法を異にしている.普段のコミュニケーションでは研究“成果”の話が中心になりがちなところ,研究活動の現場をじかに見ると,成果へと至るまでにどれだけの過程と苦労が伴うのかを痛感する.この方程式を解けば,この物質を測定しさえすればホイホイと成果が出るというものではない. |
![]() 研究室訪問を終え,イタリアンの店で後輩とディナー. |
![]() このボリューム.2人で食べるには明らかにオーバーだが,美味いので意外とイケる.ワインはもちろんZinfandel. |
![]() 日本への帰路はANA.やはり,行きのUnitedとは全ての面において雲泥の差.機材は12/6に成田〜サンフランシスコ線に新規導入されたボーイング777-300ER.足元広々の非常口座席をゲットできたのも良かった.1回目の食事はホタテのオイスター煮.うまい. |
![]() 2回目の食事はビーフストロガノフ的なパスタ.ちゃんとワインの風味が利いていて,これも美味かった.左上のフルーツが半分凍ってて「アイスクリーム頭痛」起こした. |
![]() 帰路の航路はこんな感じ.向かい風のジェット気流が結構強く,時間がかかった(今回11時間かかったのに対して,気流が弱ければ10時間かからない時もある).それにしても千歳で降ろして欲しいなあ. |