ホテル予約に関わる顛末:
出発の1週間前になって,3ヶ月前に済ませていたはずのホテル予約が完了していなかったことが発覚.事の発端は,予約していたはずのホテルに「コインランドリーはあるか?」とメールで問い合わせたこと.すると 「I'm sorry but I have not your reservation. Are you sure that you book from my hotel?」 と想定外のレスポンスがあり,騒動が始まる.
予約時に受けた確認メールと,添付された予約票のpdfを添付したメールを即レスしたが,「I spoke with the company that study our web site and they said that before 20 Aug. they had some problem with the reservation system. May be your reservation is one of this. I'm very sorry for this mistake.」 との回答.
つまりはアウトソースしていた予約システムが一時期トラブっており,ホテル自身に予約の知らせが届いていなかったらしい.結局,5月に行っていたはずのホテル予約は成立しておらず,しかも今は満室だという.「そちらの責任だから何とかしろ」と戦うことも考えたが,発表準備等々の多忙さからこちらが折れ,このホテルはバッサリ切ってゼロから宿を探し直し.ローマ市内の宿数の多さにも救われ,学会会場からは遠いながらもまずまずの設備と価格のこのHotel Mediciを予約できたが,図らずもこのような形でイタリア気質を味わわされるとは思わなかった.宿の予約時は,必ずホテル自身と確認の連絡を取ることをオススメする.
ホテル雑感:
ホテル公式webサイトの客室設備情報に「Wi-Fi internet connection」とあったにも関わらず,部屋ではネットができなかった.できたのはロビーでのみ.別の宿に泊まっていた同業者も同じような状況だと言っていたので,このあたりのweb記載内容は信用しない方がよいかも.
ローマ市街は宿の数がかなり多いので,場所や設備にあまり拘らなければかなり出発直前でも宿は見つかると思う.ただし建物や設備は総じて古い(ローマらしさを味わえる,とも言える).世界的なチェーン系列のホテルは郊外にしか無いので車必須だ(観光バス相手とも言える)が,テルミニ駅や最寄り駅を結ぶ無料バスを持つところも多いようだ.
さて,やっと学会会場.左のフォロの近く,Pontifical University of Saint Thomas Aquinas(ローマ教皇庁立 聖トマス・アクィナス大学)のAngelicum Centreという施設.会前日の日曜日には併設する教会で結婚式をやっており,写真にもスーツ姿の参列者が映っている.
この,「Welcome to EPSC2010」の看板幕がなかったら,ここが学会会場だとは気付かない.この大学自体は1580年開学なんだそうな.今年度の学生数は1330人.