
JR姫路駅.著名な観光地であるはずなのに,ここまで撮影意欲の沸かない駅舎はどうかと思う.城の美しさと見事な対照を成すかのようなこの無個性なたたずまいは,狙っているのか. |

姫路城駅から北へのびる大通りを行くと,いわゆる城主が住まうエリア“内曲輪(うちくるわ)”を成す内濠に当たる. |

内濠から姫路城大天守を望む.好天に恵まれたのは何より. |

内濠から三の丸広場へと入る大手門.ここはまだ入場フリー. |

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大手門から振り返って,内濠を. |

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大手門をくぐると,広大な三の丸広場がひろがる.右に大天守.左端は「かの櫓」. |

三の丸広場は,映画「007は二度死ぬ」でジェームズ・ボンドがヘリコプターから降り立つシーンにも登場. |

三の丸広場を振り返るとこんな感じ.正面で画をジャマしてるのは門松. |

三の丸広場から,いよいよメインの城郭へ入る「菱の門」.ここからは有料. |

これも「菱の門」.姫路城は「国宝四城」のひとつ(あと3つは松本・彦根・犬山). |

「菱の門」の後は,「いの門」「ろの門」とくぐっていき,大天守近くの「ほの門」まで続く. |

現在の姫路城は1601年着工,1609年完了の大改築を経て.延べ動員数は2,500万人以上. |

城主,築城,修復など,城に様々に関わった家の紋がそこかしこにある.左下の揚羽蝶は現在の姫路城を築城した池田家,右上の三つ巴は徳川四天王のひとつ松平家. |

「ろの門」をくぐった後を振り返って.ここから先は曲がりくねった道が続き,姫路城の巧妙さ・難攻不落さが実感できる.攻撃をかいくぐり,見事本丸へ辿り着け. |

「ろの門」から続く坂の上に見えるは「はの門」.石段の高さが微妙に異なっていて,転びやすくなっている.また,向こうに天守がくっきりと見え,ゴールはすぐそこだと敵が錯覚するように造られている.実際にはまだ幾重もの関門が待ち受けるのだ.
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「はの門」まで上がった所で振り返って一枚.塀に空く三角穴は矢を射る「矢狭間」.四角穴は「鉄砲狭間」.「菱の門」を突破した敵を迎撃する要衝である.門の直前で坂が曲がっていることで,破壊槌が使えないようになっていることにも注目. |

「はの門」をくぐると目に飛び込んでくる大天守.しかし見とれている間に,写真左端に見える「にの櫓」から槍や鉄砲・石の雨あられが降り注ぐ. |

左写真の石垣を右から回り込むようにしてヘアピンカーブすると,「にの門」が登場.暗く見にくいが,右下に口を開けたのがそれ. |

続く「ほの門」が本丸の入口ではあるのだが,ここから天守までは籠城時に備えた物資補給路となっていて,「水一門」〜「水五門」がある.写真は「水二門」. |

重厚で凛々しくそびえ立つ,天守を支える石垣. |

いざ,内部へ. |

大天守へ入ると,そこは地下1階になる.かなり暗いので4秒露出で撮影. |

天守も巨大なら,消火器も巨大. |

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大天守最上層から西を. |

大天守最上層から南を. |

大天守最上層から東を. |

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大天守中層から北を. |

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放水“栓”ではなく,“砲”! |

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姫路城のゆるきゃら,しろまるひめ. |

日も暮れ,ライトアップが始まった天守. |