
乗るのは,青森行き夜行急行「はまなす」.飛行機の千歳→仙台便は本数が少なくて取りにくいとか料金が高いとかあって,イマイチ使い勝手が悪いから,寝台列車という案もあながち奇天烈ではない. |

「はまなす」の構成は,二段ベッドの「B寝台」,絨毯敷きをカーテンで仕切った「カーペットカー」,グリーン車品質の広い座席の「ドリームカー」,普通座席の「自由席」の4種.今回使った「ドリームカー」はこんな感じ.席幅も足下もかなり広く,140度以上リクライニングできるので,飛行機に比べればそこそこ眠れる.
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札幌を22:00に出発した「はまなす」は,03:05に函館に到着.機関車を付け替えて,ここから青森までは前後逆向きに走る. |

ヘッドマークが“飛ん”じゃってる |

05:00ごろ.青函トンネルを抜ける頃には,夜が明けていた. |

05:40 青森に到着.八戸から新幹線に乗りたいので,ここから八戸まではリレー特急「津軽」に乗り換える.「はまなす」を八戸まで走らせりゃいいのに. |

その「つがる」は「はまなす」の向かいのホームで待ち受けてる.ホーム売店は朝ご飯を求める客で大繁盛. |

「つがる」に乗って1時間ほどで八戸に到着.新幹線への乗り換え時間は10分足らず.みんな一斉に小走り. |

福島駅に着くとSuicaが大挙してお出迎え.うむ,苦しうない. |

これがその福島駅.左が新幹線.右が在来線. |

たんぽぽのデカさに驚く. |

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ここの桜は舞い散る頃. |

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ご近所のネコ.けん君. |

「はまなす」で全然寝てないから,すげー眠いぜ. |

こんなのは日常茶飯事. |

札幌のモノクロっぽさに比べて,あまりの青々しさに圧倒される. |

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【はまなす雑感】
古き良き夜行の風情を残す貴重な列車,という印象.それは良くも悪しくもで,体の疲れを癒してぐっすり眠る,という環境とは到底違います.でもやっぱり,決して広くない列車の空間の中にみんなで横になって長距離移動,というのは独特の趣があります.それを苦痛と思うか思わないかで,この列車の価値が決まります.
それから,これに乗ったことで「カシオペア」の乗り心地の良さを再認識しました.「はまなす」の車両の問題なのか運転テクニックの問題か分からないけど(たぶん前者),加減速の時に「ガクン!」というショックがいちいち来る.うつらうつらしてる時にことごとく起こされました.
札幌から青森までは9000円ちょい.「使える」価格なので,今回のようにまず東北へ行く場合は,これからもお世話になりそうです.次はもう少しすいてる時に乗って,編成全体を探検してみたい.
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