2009/05/01-05/05
陸路で北海道から本州へ
from Hokkaido to Honshu by train

札幌から福島へ行こうと思った時に,普通なら千歳→仙台便あたりを使ってひとっ飛びするところ,やっぱここはひとつ,夜行列車だろ.

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乗るのは,青森行き夜行急行「はまなす」.飛行機の千歳→仙台便は本数が少なくて取りにくいとか料金が高いとかあって,イマイチ使い勝手が悪いから,寝台列車という案もあながち奇天烈ではない.
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「はまなす」の構成は,二段ベッドの「B寝台」,絨毯敷きをカーテンで仕切った「カーペットカー」,グリーン車品質の広い座席の「ドリームカー」,普通座席の「自由席」の4種.今回使った「ドリームカー」はこんな感じ.席幅も足下もかなり広く,140度以上リクライニングできるので,飛行機に比べればそこそこ眠れる.
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札幌を22:00に出発した「はまなす」は,03:05に函館に到着.機関車を付け替えて,ここから青森までは前後逆向きに走る.
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ヘッドマークが“飛ん”じゃってる
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05:00ごろ.青函トンネルを抜ける頃には,夜が明けていた.
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05:40 青森に到着.八戸から新幹線に乗りたいので,ここから八戸まではリレー特急「津軽」に乗り換える.「はまなす」を八戸まで走らせりゃいいのに.
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その「つがる」は「はまなす」の向かいのホームで待ち受けてる.ホーム売店は朝ご飯を求める客で大繁盛.
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「つがる」に乗って1時間ほどで八戸に到着.新幹線への乗り換え時間は10分足らず.みんな一斉に小走り.
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福島駅に着くとSuicaが大挙してお出迎え.うむ,苦しうない.
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これがその福島駅.左が新幹線.右が在来線.
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たんぽぽのデカさに驚く.
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ここの桜は舞い散る頃.
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ご近所のネコ.けん君.
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「はまなす」で全然寝てないから,すげー眠いぜ.
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こんなのは日常茶飯事.
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札幌のモノクロっぽさに比べて,あまりの青々しさに圧倒される.
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【はまなす雑感】
 古き良き夜行の風情を残す貴重な列車,という印象.それは良くも悪しくもで,体の疲れを癒してぐっすり眠る,という環境とは到底違います.でもやっぱり,決して広くない列車の空間の中にみんなで横になって長距離移動,というのは独特の趣があります.それを苦痛と思うか思わないかで,この列車の価値が決まります.
 それから,これに乗ったことで「カシオペア」の乗り心地の良さを再認識しました.「はまなす」の車両の問題なのか運転テクニックの問題か分からないけど(たぶん前者),加減速の時に「ガクン!」というショックがいちいち来る.うつらうつらしてる時にことごとく起こされました.
 札幌から青森までは9000円ちょい.「使える」価格なので,今回のようにまず東北へ行く場合は,これからもお世話になりそうです.次はもう少しすいてる時に乗って,編成全体を探検してみたい.